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  • バーベルスクワット

    バーベルスクワット

    バーベルを使ったスクワットは、下半身の筋力を鍛える効果的なトレーニング種目の一つで、ウエイトトレーニングの中でも最も強度の高い種目のひとつです。下半身の様々な筋肉を強化することができます。

    【特性】

    スクワットは、主に大腿四頭筋(太ももの前側)、ハムストリングス(太ももの後ろ側)、臀筋(お尻の筋肉)などの下半身の筋肉を効果的に鍛えることができます。また、腹筋や背中の筋肉も安定させるために重要な役割を果たします。スクワットは多関節運動であり、全身の筋力や安定性を向上させる効果も期待できます。

    【注意点】

    1. フォームの維持: 正しいフォームを保つことが重要です。立っている姿勢から、背中をまっすぐに保ちながらお尻を後ろに突き出し、太ももを地面と平行になるように曲げます。膝がつま先よりも前に出ないように注意しましょう。
    2. バーベルの位置: バーベルは背中の上部に乗せるローバースタイルや、首の後ろに載せるハイバースタイルなど、個人の体格や目的に合わせたポジションで行います。
    3. 足の幅と角度: 足の幅は肩幅程度に設定し、足先はやや外側に向けて設定します。つま先と同じ方向に膝を開いて動作します。苦しくなると膝を内側にしぼってしまいがちですが、故障の原因となります。
    4. ウォームアップ: 始める前に、必ず軽いウォームアップセットを行ってください。
    5. 安全性: 動作も難しく、非常に事故の多い種目です。パワーラックのセーフティーバーを使用するか、専用ラックなど、高重量に耐えうる設備で行ってください。難しい種目ですので、トレーナーの指導を受けることをおすすめします。

    【やり方】

    1. バーベルのセットアップ: ラックにバーベルをセットし、バーの高さを肩の高さより少し下に合わせます。バーの上に乗せるウェイトの重さは、自身の能力とトレーニングの目的に合わせて調整します。
    2. スクワットの開始: バーを両手でしっかりと握り、バーを持ち上げます。足を肩幅程度に広げ、つま先をやや外側に向けます。背筋を伸ばし、お尻を後ろに突き出すようなイメージで体を下ろします。
    3. 下降と上昇: 膝を曲げてゆっくりと体を下げ、太ももが地面と平行になるか、それ以下まで下ろします。その後、力を入れて脚の筋肉を使い、ゆっくりと体を上げます。
    4. 呼吸: 下降する際には息を吸い込み、上昇する際には息を吐きながら行います。正しい呼吸パターンは安定性と力の発揮に役立ちます。
    5. 反復とセット: 上昇と下降の動作を繰り返し、目標の回数を達成します。セットごとに適切な回数と休息を取り、必要に応じてウェイトを調整します。

    スクワットを行う際には、バーベルの重さやフォームに慣れるまで、トレーナーや指導者の指導を受けることをおすすめします。また、初心者から中級者は、無理な負荷をかけずに徐々に進めることも重要です。

  • ベンチプレス(バーベル)

    ベンチプレス(バーベル)

    【特性】 ベンチプレスは、特に胸部の筋肉(大胸筋)、肩、上腕三頭筋を中心に鍛える効果があります。また、腹筋や背中の筋肉も安定させるために重要な役割を果たします。ベンチプレスは多くの筋肉を連動して使用するため、全身の筋力や安定性を向上させる効果も期待できます。

    【注意点】 ベンチプレスを行う際には、以下の点に留意することが重要です。

    1. フォームの維持: 正しいフォームを保つことが重要です。背中をベンチにしっかりと接触させ、腰と頭をベンチから浮かせないようにします。また、肩甲骨を引き寄せて胸を張り、腕を真っすぐに保つことも重要です。
    2. ウォームアップ: 必ず軽いウエイトでウォームアップセットを行ってください。ベンチプレスは怪我の多い種目です。
    3. バーベルの選択: 自分の体力や経験に合った適切な重さのバーベルを選びましょう。
    4. セーフティ器具:必ず緊急時のサポート器具を設置するか、補助してくれる人をつけましょう。死亡事故もある種目です。

    【やり方】

    1. グリップ: バーベルを両手で握ります。手の位置は、肩幅よりもやや広めに設定します。親指はバーベルの反対側に回し、指先でしっかりと握ります。
    2. 下降: ゆっくりとバーベルを下ろします。肘を曲げながら、バーベルを胸の近くまで降ろすようにします。肘は体の外側に向け、バーベルが胸に触れるくらいまで降ろします。
    3. 上昇: ゆっくりとバーベルを押し上げます。胸の筋肉を使って力を発揮し、バーベルを元の位置まで押し上げます。腕は真っすぐに保ちます。
    4. 回数: 上昇と下降の動作を繰り返し行います。慣れないうちは目安として、8〜12回程度、自力で挙げられるウエイトで行いましょう。

    ベンチプレスを行う際には、呼吸にも注意を払うことが重要です。バーベルを下ろす際にはゆっくりと息を吐き、上昇する際には息を吸い込むようにします。また、重量を増やす際には徐々に進めていき、無理な負荷をかけることを避けましょう。最後に、ベンチプレスは正しいフォームで行うことが重要ですが、習得が非常に難しい、奥が深い種目です。トレーナーや指導者のアドバイスを受けながら行うことをおすすめします。

  • ブルガリアンスクワット

    ブルガリアンスクワット

    ブルガリアンスクワットは、自重トレーニングの中でも、特に下半身の筋肉を集中的に鍛えることができるエクササイズの一つです。

    由来については明確な情報はありませんが、一般的にはブルガリアの重量挙げ選手によって考案されたとされています。ブルガリアの重量挙げチームは、オリンピックで多くのメダルを獲得しており、そのトレーニング方法は世界的に注目されていました。ブルガリアンスクワットもそのトレーニング方法の一つとして知られており、下半身の筋力を鍛える効果的なトレーニングです。

    1. 椅子やベンチなどの台に、1つの足(後ろの足)をのせます。
    2. 前方に立っている足を曲げながら、後ろにある足の膝を床に近づけます。
    3. 前方に立っている足の膝が、つま先の方向に向かうようにしながら、上体を起こします。
    4. 反対の足でも同様に行います。

    注意点としては、以下の点が挙げられます。

    1. 前方の膝を過度に曲げない。 曲げすぎると、膝に負荷がかかる場合があります。一般的に膝が90度程度で良いと思います。
    2. 後方の足を安定させる 後方の足をしっかりと床につけ、安定させることで、バランスを保ちながらトレーニングを行うことができます。
    3. 上体をまっすぐに保つ 上体をまっすぐに保つことで、体幹の安定性を高め、トレーニング効果を最大限に発揮することができます。慣れるまでバランスが取りづらいと思いますが、スクワットと同様、下ろすたびに体を前傾させたりしないことです。

    ※以下、参考動画(外部リンク)

    [みんなで筋肉体操] シーズン1 スクワット(2/2) | NHK
    https://youtu.be/xRSKJK1X9bk

    自重で行う以外にも、ダンベルを両手に持っておこなったり、スミスマシンで行うなど、強度を上げるやり方もあります。

  • スクワット(自重のみ)

    スクワット(自重のみ)

    自重で行うスクワットは、大腿四頭筋や臀筋郡、ハムストリングスなど、下半身の筋肉を鍛える効果的なトレーニングの一つです。以下に基本的な方法を説明します。

    1. 立ち姿勢で、足を肩幅より少し広めに開きます。つま先は、少し外側に。
    2. 両手を前に出しながら、膝を曲げ、おしりを後ろに突き出すようにして、ゆっくりと下ります。
    3. 太ももが床と平行になるように下りたら、ゆっくりと立ち上がります。

    注意点としては、以下の点が挙げられます。

    1. 膝を過度に曲げない。膝が悪い方が膝を過度に曲げると、負担がかかってしまいます。太ももが床と平行になる程度で、適度な曲げ具合で行うようにしましょう。
    2. 足幅を調整する。 足幅を広げすぎたり、狭くしたりすると、負荷がかかる筋肉が変わり、場合によっては故障につながります。。
    3. おしりを突き出す。 おしりを後ろに突き出すことで、お尻の筋肉を意識することができ、効果的なトレーニングができます。
    4. 体幹を意識する。 スクワットの際に、体幹をしっかりと固定することで、腰に負荷がかからず、正しいフォームを保つことができます。動作の度に、体を前傾させたりしないことです。

    自重で行うスクワットは、初心者から上級者まで幅広いレベルのトレーニングに適しています。また、片足で行う「片足スクワット」や、ジャンプを加えた「ジャンプスクワット」など、バリエーションも豊富です。

    [みんなで筋肉体操] シーズン1 スクワット(1/2) | NHK
    https://youtu.be/xGnfPpjki34

    [みんなで筋肉体操] シーズン5 太ももと尻(1/2) | NHK
    https://youtu.be/qgCIjWNjFLc

  • プッシュアップ(腕立て伏せ)

    プッシュアップ(腕立て伏せ)

    プッシュアップは、自重で行う代表的な筋トレの一つで、胸や三角筋、上腕三頭筋など上半身の筋肉を鍛えることができます。

    具体的なやり方は以下の通りです。

    1. 両手を肩幅よりやや広めに置き、手のひらを床につける。
    2. 足を伸ばして仰向けになり、体をまっすぐにする。
    3. 肘を曲げて胸を床に近づけ、そのまま力を入れて上体を起こす。
    4. 上体を起こしたら、また肘を曲げて下ろす。

    プッシュアップは、初心者から上級者まで幅広いレベルのトレーニングに適しています。初めての人は壁や机に対して傾斜させて行う「壁立ちプッシュアップ」から始めると良いでしょう。また、膝をついて行う「膝立ちプッシュアップ」や、腕を絞めて行う「ダイヤモンドプッシュアップ」など、バリエーションも豊富です。

    プッシュアップを正しく行うためには、以下の注意点に気を付ける必要があります。

    1. 肩甲骨をしっかりと寄せる 。おろした際に、肩甲骨を寄せることで胸筋や三頭筋にストレッチがかかり、より効果的に刺激することができます。
    2. 肘を広げ過ぎない 肘を広げ過ぎると、肩に負荷がかかりやすくなり、怪我の原因となることがあります。肘を身体側に寄せ、約30度程度の角度で行うようにしましょう。(Tの字のイメージではなく、少し曲げて矢印(↑)のイメージで。
    3. 背中を丸めない 。体幹をしっかりと意識し、背中をまっすぐに保つようにしましょう。
    4. 首を後ろに倒さない 首を後ろに倒すと、首に負荷がかかりやすくなり、首の怪我の原因となることがあります。首をまっすぐに保ち、目線を下に向けるようにしましょう。
    5. 呼吸に注意する。 息を吐きながら上体を起こし、息を吸いながら下ろすようにしましょう。

    これらの注意点に気を付けることで、効果的な筋トレを行うことができます。

    [みんなで筋肉体操] シーズン1 腕立て伏せ(1/2) | NHK
    https://youtu.be/JDc-xApip7k

    [みんなで筋肉体操] シーズン1 腕立て伏せ(2/2) | NHK
    https://youtu.be/MutTO8nsXLE

  • ハイ・インテンシティ・トレーニング(HIT)

    ハイ・インテンシティ・トレーニング(HIT)

    マイク・メンツァーは、アメリカのボディビルダーであり、ヘビーデューティートレーニングの影響を受けた独自のトレーニング方法を提唱しています。彼のトレーニング方法は、ヘビーデューティートレーニングですが「ハイ・インテンシティ・トレーニング(HIT)」とも呼ばれます。

    HITトレーニングは、高強度で短時間のトレーニングを行うことを特徴としています。具体的には、1つのセットで限界に近いまで重量を上げ、完全な筋肉疲労を達成することが目的です。このトレーニング方法では、ウェイトを減らしてセットごとの回数を減らし、トレーニング全体の時間を短縮します。

    また、HITトレーニングでは、1回のトレーニングで複数の筋肉グループをトレーニングすることが一般的です。これは、全身の筋肉を効率的にトレーニングし、最大限の筋肉成長を促すことを目的としています。

    さらに、メンツァーは、トレーニングと栄養摂取のバランスが重要であると主張しています。彼の考えによると、筋肉はトレーニングで刺激され、栄養素を通じて成長するため、適切な栄養摂取が必要であるとされています。

    HITトレーニングは、高い強度と短時間でのトレーニングを行うことで、筋肉成長を促進するとされています。ただし、これは高い負荷をかけるため、初心者には適していない場合があります。適切なトレーニング量や回復時間を確保することが重要です。

  • ヘビーデューティートレーニング

    ヘビーデューティートレーニング

    アーサー・ジョーンズ博士は、1970年代に提唱されたボディビルダーやフィットネス愛好家向けのトレーニング方法である「ヘビーデューティートレーニング」を開発しました。

    このトレーニング方法は、高強度の負荷をかけることで筋肉を最大限に刺激することを目的としています。具体的には、重量を減らし、セットごとの回数を減らし、全体的なトレーニング時間を短縮します。つまり、より効率的なトレーニングを実現するために、より重いウェイトでより少ない回数をこなすことが重要です。

    ジョーンズ博士は、ヘビーデューティートレーニングを通じて、最大限の筋肉成長を達成することができると主張しました。また、このトレーニング方法は、怪我のリスクを最小限に抑え、トレーニング後の回復時間を短縮することもできると考えられています。

    ヘビーデューティートレーニングの具体的なトレーニング方法は、以下のようなものがあります。

    1. ウォームアップ: トレーニング前に、軽いカーディオやストレッチなどで身体を温めます。
    2. 1セット目: 5〜10回程度の重量を選び、筋肉を最大限に疲労させるまでトレーニングを行います。このセットで、限界に近いまで筋肉を刺激します。
    3. 2セット目: 1セット目と同じ重量を使用し、できるだけ多くの回数をこなします。限界に達する前に、トレーニングを終了します。
    4. 休憩: 1〜2分の休憩を取ります。
    5. 3セット目: 1セット目と同じ重量を使用し、できるだけ多くの回数をこなします。限界に達する前に、トレーニングを終了します。
    6. クールダウン: トレーニング後に、軽いストレッチやクールダウン運動で筋肉をほぐします。

    このように、1つの筋肉グループに対して、3つのセットを行い、各セットで限界に近いまで負荷をかけます。また、1回のトレーニングで1〜2つの筋肉グループに集中することが推奨されています。トレーニングは、週に1〜3回行うことが一般的です。ただし、個人差がありますので、自分に合ったトレーニング頻度を見つけることが重要です。